ラピュタの壁
傾斜のきつい石段を登っていくと、そこに現れるのがこの壮大な壁。鋸山は採石場として栄えた歴史があり、建築資材や護岸用の石材として使われる「房州石」が切り出された場所でもあります。垂直に聳える90mの壁は、人間の手によって削り出されたとは思えない圧巻の光景です。それはまさに「ラピュタの壁」ようこそ!ジブリの世界へ!
岩舞台
ここ旧芳家(よしけ)石材店の石切り場跡だ。芳家石材店は安政時代から「総元締め」とよばれた最も有力な石材業者です。当時のショベルカーやワイヤーケーブルなどがそのまま残されており、石切り文化が色濃くの残っています。最盛期は住民の8割が石に関する仕事をしてたそうです。
百尺観音
太平洋戦争の戦没者や交通戦争の犠牲者の供養のために彫られたもの。房州石の石切場跡に彫られた神秘的な磨崖仏で、100尺(約30m)の圧倒的なスケールに吐息が漏れます。昭和35年からなんと6年の歳月をかけて彫られた観音菩薩像は、航海、航空、陸上交通の安全を守るご本尊として崇められています。
地獄のぞき
鋸山の代名詞といえば「地獄のぞき」 このスポットは、石切職人さんの遊び心で作られたそうな(諸説あり) 空中にせり出した展望台からの眺めは、圧巻のひとこと!麓には出発地点の金谷の町並み、東京湾を挟んだ遠くには、天気が良ければ富士山やスカイツリーも拝めます。 高所恐怖症の方にはかなりハードルが高いですが、是非チャレンジしてほしいスポットです。
千五百羅漢
鋸山の南斜面、鋸南町側にそびえる「日本寺」は東京ドーム7個分の敷地が境内になっています。 江戸時代には、「仏教テーマパーク」と称されて、多くの人が参った観光スポット。「大野甚五郎英令(おおのじんごろうひでのり)」がお弟子さんと21年間も歳月を経て彫った石仏が1533体も並んでる。見てると必ず自分の顔に似てる石仏があると噂に。
日本寺大仏(薬師瑠璃光如来)
日本一大きい磨崖仏として有名で、地上31メートルの大きさを誇る大仏は、奈良の東大寺の大仏(18m)を遥かに凌ぐ圧倒的スケール。 これまた大野甚五郎英令が3年の歳月を経て彫刻した大仏で、世界平和の象徴であり、瑠璃光をもって衆生の病苦を救う現世利益をもたらすありがたい仏様なのです。
汐留橋
鋸山から麓を降りてきたら、民家の外壁を見てほしい。先程の「房州石」が使われている事に驚くはずだ。また、房州石をつかい、アーチ状に斜めに積まれた珍しい技法の桟橋にも出会うことができる。 鋸山の石の文化が、街に根付いていることを歩きptら感じられる。まさにROCK TRIP。
道の駅保田小学校
廃校になった保田小学校が都市型交流施設として生まれ変わったのがこちら。全国の道の駅ランキングでも上位に入賞するほど、毎日多くの人で賑わっている。その中にある金谷のピザ屋さんの2号店「ゴンゾー」では、なんと房州石で作ったピザ窯で、焼き立てピザが楽しめる。ここでも石文化を感じれる。宿泊も可能なので時間を気にせずに旅する事もできる。
KYONAN BASE CAMP
道の駅保田小学校の道向かいに新しくオープンしたのが体験型のブルーベリー農園「KYONAN BASE CAMP」だ。ROCK TRIPのハードサイダーの原料となったブルーベリーを栽培しているオーナーの宇部佑一朗さんは、世界一周やロングトレイルの旅をして、そこで出会ったブルーベリーの魅力に触れ、地元鋸南町をこの場所を通して盛り上げている。ぜひ立ち寄りたいスポット。
鋸南麦酒
このトレイルの魅力は山も海も楽しめるところ。海岸沿いを歩いていくと、鋸南町唯一のブルワリー「鋸南麦酒」が現れる。地元野菜や果物を使ったクラフトビールが特徴的で、鮮度にこだわりほぼこの地域でしか出回らないレアなマイクロブルワリー。ROCKTRIPハードサイダーの醸造場所でもあり、地元スタッフの皆さんの暖かさに触れてみては。
大六海岸
漁港の間を抜けていくと、この地域のビーチスポットとして愛され続けている大六海岸へ。 正面には富士山も拝むことができます。 砂浜でこしかけ、綺麗に沈む夕焼けを見ながら、ROCKTRIPハードサイダーのブルーベリーの色のように、旅の締めくくりにハードサイダーを飲む最高のひととき。皆さんも最高のROCK TRIPを。